日本100名城を制覇した私「ことはじめ」が感じる日本100名城巡りの魅力。-2.達成を目指す魅力は? 

日本100城巡りの魅力を、日本100名城を制覇した「戦国ヒストリーコンダクター」「お城コンダクター」の私「ことはじめ」が、7回にわたりご紹介。本日は、「達成を目指す魅力は?」を解説します。

達成を目指す魅力は?

お城を見て感動できる

単純に感動します。
昔の人はえらい。何も重機もないのに、壮大のものを作り上げる。見事な天守。そびえたつ石垣。大河のようなお堀。そして、その姿は美しい。
その裏で、いくつもの苦労があり、いくつもの無念の涙が流れたのだろう。
そんな思いがよぎり、ただただ単純に感動を覚えました。

お城、歴史に詳しくなる

お城にはそれぞれ歴史があります。
誰が、何のために作ったのかが分かると、時代が見えてきます。
また、城主や藩主の思いや考え方が、城のつくりや城下町の色合いに反映されていきます。
そんなことを考えながらお城を、そして城下町をみると、その土地を介して昔の人とつながる感じがして面白いですよ。

例えば、松山城(愛媛県)。戦国武将として戦国を駆け抜けた加藤嘉明が築城、その後、蒲生忠知、松平定行(さだゆき)が藩主となりました。松平定行は、松平定勝の子で、於大の方(家康の母親)は祖母、徳川家康は伯父にあたる家系です。この定行がタルトを松山に伝え、郷土菓子になったとのこと。あの美味しいタルト。殿様がこよなく愛したお菓子だったとは。興味深いですね。

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全国(47都道府県全て)を回れる

日本100名城は各都道府県に1つ以上選定されています。だから、全部を制覇しようとすると全都道府県を訪れることになります。
これはちょっとした自慢になりますよ。

また、日本100名城の場所は普通の観光ではいかない場所も多くあり、日本100名城巡りをするがゆえに行ける場所もあります。そして、その場所にも私たちが知らない歴史、風土、名物などが多々あり、面白い発見があります。なので、普通の観光に飽きた方にもおすすめです!

登城認定を受けられる

すべてのスタンプをそろえ、その台帳を日本城郭協会に送ると、登城完了印と登城順位を記入して返送してくれます。そして、順位と名前が日本城郭協会のHPに載ります。
また、有料ですが(H29.8月時点で15,000円)、「日本100名城登城認定記念盾」がもらえます。認定書がアクリル製フレームに入ったものです。

城下町を歩くと意外な発見がある

それぞれの城下町には、それぞれの特徴があります。
昔の風情を色濃く残した城下町。すっかり風変りしてしまった城下町。
風情は違いますが、そこにはその町の歴史が隠れています。

ちょっとした史跡や神社仏閣を見つけるとドキドキします。
江戸から続く和菓子屋さんや伝統工芸のお店屋さんを見つけたり、その土地の名物を知るとワクワクします。
岡城(大分県)では、文化元年(1804年) から続く旧岡藩御用達の和菓子屋さんを発見。ワクワクしました。風格のある店構えの「但馬屋老舗」さん。併設された茶房で、ゆったりとお茶をいただいていると、江戸の時代へタイムスリップしたような、時代の息吹を感じられる時間を過ごせました。

また、その土地が映画の舞台になっていたり、今風のお店があったりと、色々な発見ができて面白いです。
例えば、備中松山城(岡山県)の城下町は、武家屋敷が立ち並ぶ風情ある町並み。その風情が山田洋次監督に愛され、「寅さん」の舞台に2度なっています(第8作、第32作)。
大洲城(愛媛県)の城下町は、「東京ラブストーリ」の舞台(今の若い方はわからないですね。年齢がバレてしまいます)。大洲は完治の故郷。リカが別れの手紙を投函した赤いポストがありましたよ。私も思わず写真を撮ってしまいました。

歴史探索だけでなく、映画やドラマのロケ地巡りもできることも、魅力ですね。

新たな出会い、交流が生まれる

100名城を回っていると、色々な人と出会います。それがまた魅力の一つです。

和島城(愛媛県)では、係の地元の方と話し込んで、宇和島の郷土料理「鯛めし」を教えてもらいました。
宇和島の鯛めしは、生卵入りのタレに漬けた鯛のお刺身を、タレごと温かいごはんに掛けていただくというもの。室町時代から戦国時代にかけて活躍した、村上水軍が船上で手軽に食べられる料理として考案したのがはじまりとのことです。
聞いてみないとわからない。お店を探し、その日の夕飯は宇和島名物「鯛めし」。「おいしい」。交流を通じてこういう発見ができるのも魅力の一つです。

また、ツアーで行くと、何度かツアーで顔を合わせる人もおり、また、ガイドさんたちに色々なことを教えてもらえ、新たな出会い、交流が始まることもありますよ。
徳島城(徳島県)にツアーで行ったとき、ガイドさんに「茜庵」という和菓子屋さんを教えてもらいました。
柔らかなお餅で翡翠色(ひすいいろ)の柚子のあんを挟んだ「淡柚(あわゆう)」は絶品。少し甘めの柔らかいお餅、口の中に入れるとふわっと柚子の香りが広がり、思わず「美味しい」と。羽二重好きの私は虜になっていました。その他にも、四国地産のこだわり果実をつかった、宝石のような錦玉菓子「ゆうたま」は、おしゃれでかわいらしい。それ以来、自分使いに、ちょっとしたプレゼントに、使わせてもらっています。

日本100名城
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ことはじめ

経営・財務コンサルタント。
産業カウンセラー。NLPマスタープラクティショナー。人事・組織コンサルタント
旅行好き、戦国の歴史好き。百名城を制覇。戦国ヒストリーコンダクター、お城コンダクター。
自炊、お弁当作りに奮闘中。

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