富士見の「駿府城」(日本100名城 No.41) 日本100名城を制覇した私「ことはじめ」がご紹介。お城、城下町、観光を楽しみましょう!

駿府城(日本100名城No.41)

富士山が美しく見える「駿府城」。「富士見」⇒「ふじみ」⇒「不死身」。だから、家康はこの地を最後の地に選んだ? ダジャレかい! しかも、寒いおやじギャグ。失礼いたしました。今川義元、徳川家康がこよなく愛した駿府城をご紹介します。

スケッチギャラリー

特徴・ヒストリー

徳川家康が、岡崎、浜松、駿府と勢力を伸ばしたお城。
小田原の役の後、江戸を与えられ、この地を離れるも、秀忠に将軍職を譲った後は、この地に戻り、大御所として敏腕を振るう。
幼少期には、今川義元の人質としても過ごした地。
温暖な気候の中、富士山が美しく見えるこの地。
辛酸と栄華を極めたこのお城で、家康は、何を思い、何を感じ、過ごしたのだろう。

どこにある?

所在地

静岡県静岡市

グーグルマップ

アクセス

JR静岡駅から徒歩約15分
静岡鉄道新静岡駅から徒歩約12分

スタンプはどこで押す?

スタンプ

日本100名城No.41スタンプ

設置場所

  • 東御門券売所
  • 坤櫓券売所

お城の見どころは?

ギャラリー

城内マップ

日本100名城No.41駿府城(駿府城公園〉駿府城公園の楽しみ方)城内マップ

出典:【公式】駿府城公園〉駿府城公園の楽しみ方(URLは下記参照)

駿府城公園の楽しみ方 - 【公式】駿府城公園

別名

築城者

徳川家康

城地種類

平城

築城年代

天正13年(1585年)、慶長12年(1607年)

代表藩主

徳川氏

主な遺構

石垣、堀

周辺に何がある?

観光マップ

日本100名城No.41駿府城(駿府まち巡りマップ)

出典:駿府まち巡りマップ(静岡市 都市局 都市計画部 市街地整備課 静岡駅周辺整備係)
(URL)https://www.city.shizuoka.lg.jp/000848701.pdf

小梳神社(おぐしじんじゃ)

静岡駅前、ビルの谷間にある神社。鳥居から社殿まで一直線に延びる参道に身も引き締まります。
それもそのはず。家康が人質として駿府に来た際、この神社で服装を改め、武運長久を祈願し、その後、今川義元と対面したと伝えらる神社。駿府城の守護神として尊崇され、長きにわたって徳川家の庇護を受けた神社なんです。
神社は子供の遊び場、私もよく神社で遊びました。よく怒られましたが…。家康もきっとこの境内でわんぱく盛りを過ごしたのだろうなぁと思うと感無量です。

徳川慶喜公屋敷跡(とくがわよしのぶこうやしきあと)

徳川慶喜が大政奉還の後、20年余を過ごしたお屋敷跡。四季折々に変化する美しい日本庭園が広がっています。
現在は料亭「浮月楼(ふげつろう)」として営業しています。高級感あるたたずまいに身構えてしまいますが、ランチなら手が出せるお値段。ランチをしながらお庭の散策も風情があっていいですよ。

宝台院(ほうだいいん)

徳川家康の側室お愛の方(西郷の局)が眠る菩提寺です。
お愛の方(西郷の局)は、家康公苦難の時期を温かく支え、浜松城の台所を仕切った糟糠の妻、三河武士団に最も人望のあった方です。
また、二代将軍徳川秀忠、松平忠吉(4男)の生母でもあります。

華陽院(けよういん)

家康の祖母、源応尼(げんおうに)の菩提寺。源応尼は山岡荘八著「徳川家康」の前半でよく出てきます。彼女の温かい愛情があったからこそ、家康も過酷な運命を乗り越えられたと言えます。

静岡県庁21階展望ロビー

駿府城のお堀端にそびえ立つ静岡県庁別館の21階にあり、無料開放されています。眼下に駿府城があり、天空から見下ろせ、快感です。思わず、「おっ、おお~」と叫びそうになりました。富士山や南アルプス、駿河湾も一望でき、見晴らし最高。絶景スポットです。

静岡天満宮(しずおかてんまんぐう)

こじんまりとした天満宮ですが、石段を登った先の境内は凛とした感じがあります。
天神様の神使である臥牛がお出迎えしてくださいます。
「撫でると夢が叶う」とされていますので、叶えたい夢を思いながら、優しく撫でてあげましょう。

静岡浅間神社(しずおかせんげんじんじゃ)

まずは楼門に驚き、高さ25mの重層な大拝殿に圧倒されます。総漆塗り極彩色の豪壮華麗さを身にまとう様は、まさに日本一の威容。手を合わさずにはいられない威厳です。

駿河国の総社。今川家歴代当主から厚い庇護を受け、今川氏の旗印である「赤鳥」は、当神社の神が今川氏に与えた紋だと言われています。
徳川家康が元服式を行った、徳川家ゆかりの社でもあります。

瑞龍寺(ずいりゅうじ)

静岡浅間神社の裏手にありますが、こちらも是非立ち寄りましょう!

豊臣秀吉の妹で徳川家康正室であった旭姫(あさひひめ)のお墓があります。
旭姫は、母である大政所の病気見舞いのために上洛し病没、京都の東福寺南明院に葬られましたが、家康は、朝日姫が生前、当寺を度々訪れていた縁により、旭姫の墓をたて菩提を弔いました。

臨済寺(りんざいじ)

今川家の菩提寺で、本堂は国の重要文化財、庭園は名勝に指定。
竹千代(徳川家康の幼名)は「手習の間」で、今川義元の軍師・太原雪斎から多くのことを学びました。
通常は見学はできませんが、春と秋に特別公開されます。

久能山東照宮(くのうざんとうしょうぐう)

徳川家康の遺言により御遺骸を埋葬した久能山に、2代将軍秀忠の命で元和2年(1616年)に創建された神社。全国で一番最初に創建された東照宮です。
権現造、総漆塗、極彩色の御社殿は絢爛豪華。見るも鮮やか、思わず見とれてしまいます。

本殿の後方にある廟門より約40段の石段を登った所に、御祭神徳川家康公の御遺骸を埋葬し奉った「神廟(しんびょう)」があります。ぜひこちらまで足を延ばしてください。

久能山東照宮へのご参拝は、久野山の山下から1,159段の参道を登る方法と、日本平からロープウェイで久能山に渡る方法があります。
脚に自信がある方は、ぜひ1,159段の参道を登ってみてください。
私も子供のころ、何度か登りました。登るのはしんどかったですが、子供心にワクワク、ドキドキしながら登ったのを思い出します。今は、もう一度登りたいという思いつつ、年齢を言い訳に躊躇していますが…。

おすすめの本

徳川家康

山岡荘八著(講談社の山岡歴史文庫全26巻)。乱世を鎮めるという目的に向かい、長く険しい道を歩む家康の姿を描いた作品。狸親父で描かれている他の作品とは異なり、天下人たるにふさわしい家康像が描かれています。長編ですが、読み進むにつれて引き込まれ、夜が寝れなくなります。

名物・銘菓

安倍川餅

柔らかい餅にきな粉やあんをまぶした和菓子。静岡市西部にある安倍川の茶屋の名物。

江戸時代に、徳川家康が静岡の安倍川近くの茶店に立ち寄った際に献上されたきな粉餅を気に入り、安倍川餅と命名したといわれています。

きな粉と餡の二つの味にワクワクします。昔はきな粉派でしたが、最近は餡派になりつつあります。

静岡おでん

牛スジで出汁をとった真っ黒なつゆ。串に刺さったおでん種。ダシが染み込んだ黒はんぺんが魅惑的。静岡といえばやっぱり静岡おでんですね。
「青葉横丁」と「青葉おでん街」の2つのおでん街があります。レトロな横丁には、赤ちょうちんを掲げたおでん屋さんがズラリ!
どこのお店に入るか迷いますが、選び放題。おでん片手に一杯やりながら、散策につかれた体を休めましょう。

抹茶ジェラート

葵区呉服町にある「ななや」さんの抹茶ジェラートがオススメです。
お茶所「静岡」にふさわしく、世界で一番濃い抹茶ジェラートを楽しめます。

濃さは7段階。No.1の薄い緑から、段々濃くなり、抹茶色の濃いグリーンまで、色の濃さも違えば、味の濃さも違う。
私のおすすめはNo.7。濃いグリーンの色合い。抹茶の程よい苦みとジェラートの甘みは絶妙。やみつきです。ダブルにして、味比べすると違いがはっきり分かりますよ。一度試してみてください。

とろろ汁

駿府城から少し離れますが、とろろ汁を食べるなら、丁子屋さんがおすすめです。
松尾芭蕉、歌川広重、十辺舎一九の作品にも登場する、日本で最も古いとろろ屋さんです。

慶長元年(1596年)。猛々しい戦国時代。豊臣秀吉が、小田原城征伐のため兵を挙げ宇津谷峠を通過。そのような中、ここに丁子屋が創業し、いまに続いています。

東海道の丸子宿で、400余年、旅人を見守り続けたこの場所で、自然薯をすりおろした「とろろ汁」を食せば、東海道の旅人気分に浸れますよ。

石垣いちご

久野山東照宮へ詣でた帰りには、石垣いちご狩りもおすすめです。
石垣を積み重ね、隙間にいちご苗を植える「石垣いちご」。この地区特有の栽培方法で、久能山の麓にはビニールハウスが立ち並びます。
少し細長い真っ赤ないちごが、石垣からにょきにょきと生えている姿は可愛らしい。一つつまんで口に入れれば「甘い」。幸せな気分になれます。

げんこつハンバーグ

静岡市発祥ではないですが、せっかく静岡県に来たのであれば、静岡県にのみチェーン店を持つ「炭焼きレストランさわやか」のげんこつハンバーグもすてがたいですね。
ただし、かなりの待ち時間の覚悟が必要ですが…。

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(スタンプ帳はこちら)

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ことはじめ

経営・財務コンサルタント。
産業カウンセラー。NLPマスタープラクティショナー。人事・組織コンサルタント
旅行好き、戦国の歴史好き。百名城を制覇。戦国ヒストリーコンダクター、お城コンダクター。
自炊、お弁当作りに奮闘中。

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